タイ情報:気候と年中行事
2008年04月01日
タイの気候は、2月中旬?5月が暑季(夏季)、5月中旬?10月が雨季、そして10月?2月中旬までが乾季(寒季)と、3つにわけられます。
旅のベストシーズンは10月?2月の乾季(寒季)です。
寒季といっても、タイは年間を通して平均気温は27度?28度です。
26度を下回ることはありませんので・・・「寒い」季節と勘違いしないでくださいね。
●2月中旬?5月・・・暑季
熱帯性のタイのなかでも、最も暑い季節です。
日によっては40度を超えることもあり・・・しかも雨がさほど降らないことから、ほこりっぽいともいえます。
旅行には最悪の季節といえるかもしれません! でも・・・タイが最もタイらしい姿を見せてくれる季節ともいえます。
身体の声に耳を傾けながら、無理のないスケジュールを立てましょう。
日射病防止に帽子とサングラス、日焼け止めは忘れずに!
●5月中旬?10月・・・雨季
モンスーンの到来と共に、タイでは雨季の始まりです。
一日中雨が降り続き、ときどき本降りになるなど・・・日本の梅雨に似ていないこともありません。
ただ、雨季の半ばになると激しいスコールに見舞われることがあります。
それは想像に絶する激しさで、まさにバケツをひっくり返したようです。
雷鳴を伴うこともあり、傘もレインコートも役に立ちません。
スコールに対しては、抵抗せず?おとなしく室内にいましょう。
1時間ほどでやみます。
●10月?2月・・・乾季
旅のベストシーズンです。
日中は日本の真夏程度の気温ですが、朝夕はほどよい涼しさです。
日本の初秋を感じさせます。
北部を訪れる人は、長袖で厚手のシャツを1枚用意しておくといいでしょう。
外国を旅行中にその国の祝日やお祭りなどに遭遇すると、博物館や美術館などが休館になってしまったりと、マイナス面がある一方で、普段の生活ではない現地の人たちの「非日常」を垣間見ることができるチャンスでもあります。
タイの国民の祝日や年中行事には次のようなものがあります。
仏教や、月の満ち欠け、季節の変化に関係しているものが多いようです。
タイの国民の祝日
1月1日 元日
2月満月の日 マカプーチャ
4月6日 チャクリの日
4月12?14日 ソンクランの日
5月5日 戴冠記念日
5月満月の日 ヴィサカブーチャ
7月満月の日 アサラハブーチャ
8月12日 女王陛下誕生日
10月23日 チェラロンコーン大王の日
12月5日 国王誕生日
12月10日 憲法記念日
12月31日 大晦日
●ソンクラーン(4月13?15日)
タイのバラモン陰暦の新年にあたります。
「水かけ祭り」とも呼ばれ、3日間続きます。
タイの若者たちは家族、友人同士で水をかけ合います。
道で人を見るとかけるということも!もともとは来るべき耕作期に十分な雨の恵みを受けられることを願って行われるものなので・・・水をかけられても怒ってはいけません!
●ローイ・カトン(11月の満月の夜)
ローイ・カトン(灯篭流し)は、陰暦12月の満月の夜に、川や池にバナナの葉や紙で蓮の花や船などの形のカトン(灯篭)を作り、ろうそくや線香を立てて、なかにコインを入れて流します。
この日は、各所で花火が打ち上げられ、チャオプラヤー川沿岸やルンピニー公園の池では灯篭を流す多くの人たちの姿を見ることができます。
2008年04月01日
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精霊ピー
2008年04月01日
タイ人の多くは仏教徒です。
しかし、土着のアニミズムも広く信仰されています。
彼らが信仰する精霊は「ピー」と呼ばれ、ピーには、「山のピー」「海のピー」「象のピー」というように、実にさまざまな種類が存在します。
自然災害や疫病などの悪疫はすべてピーの仕業とされます。
その一方で、災害から彼らを守るもの、またピーの役割とされるのです。
このように、ピーには悪霊としての側面と守護神としての側面があり、人間の対応によって、善としても悪としても立ち現れるのです。
お供えものや踊りを奉納することで、悪いピーの活動を抑え、善いピーの助力を願います。
ピーは主に、祖霊のピー、土地神、自然物のピー、悪霊の4つにわけて考えられるのが一般的です。
祖霊のピーとは次のようなものです。
●祖霊のピー
祖先の霊は、一定の期間この世の周辺に留まって、子孫の安寧と福祉を守ります。
祖霊は、子孫によって日常的に祀られ、ピー・バンパルット(またはピー・プーヤーターヤーイ)と総称されます。
仏教色の濃い、バンコクなどの中部タイではタンブン仏教などのやり方で祀ります。
僧が、経文やプラ・パリットを誦唱し、その僧の手からのびたサーイ・シン(聖糸)の一端を祖先の骨壷にまきつけます。
それによってブン(善徳)を祖霊に移送するのです。
この力によって祖霊は幸福な再生が可能となります。
一方、仏教的な傾向が弱い北部タイでは、母系的な組織の祭祀集団が祖霊をまつる祠に鶏や豚を供えて霊をなぐさめるという方法をとります。
2008年04月01日
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アユタヤの歴史
2008年04月01日
現在、ユネスコの世界遺産に「古都アユタヤ」の名前で登録されているアユタヤ遺跡は、バンコクの北方約80キロに位置します。
13世紀にタイ初の王朝、「スコータイ王朝」が誕生しあと、スコータイ王朝の衰退と並行し、14世紀ウートン王がここに王朝を築いたのが、アユタヤ王朝の始まりです。
アユタヤは、チャオプラヤー川とその支流に囲まれ、水運に恵まれた土地です。
アユタヤの中心部は、東側をバサック川、北側をムアン運河とロップリー川、西と南側をチャオプラヤー川に囲まれ、大きな島状の地形を成しています。
鉄道駅は島の外、バサック川の対岸にあることから、駅からは渡し舟を使って島部へと渡ります。
アユタヤ朝がこの地に生まれた14世紀当時、ここは「アヨータヤ」と呼ばれ、スコータイ王朝の支配下の都市国家でした。
その後、水運に恵まれたアユタヤ国は繁栄を続け、15世紀には「シャム」という名前で、カンボジアのアンコール王朝を、さらには近隣のアジアのみならずポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランスなどとも盛んに貿易をしていたようです。
国際都市としてのその名は世界中に知れ渡りました。
日本人の傭兵隊長、山田長政が活躍したのもこの頃です。
しかし18世紀になるとビルマ(現在のミャンマー)軍の攻撃によって、滅亡へと追い込まれたのです。
現在、「古都アユタヤ」として世界遺産に登録されている「「アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町」の公園内には次の遺跡があります:
・王宮
・ワット・プラシーサンペット
・ウィハーン・プラモンコンボーピット
・ワット・ウォーラチェーターラーム
・ワット・ローカヤスター
・ワット・ラーチャブーラナ
・ワット・マハータート
・ワット・プララーム
・ワット・ウボーソット
どこから歩いたらいいのでしょうか?
まずは、最も重要なワット・プラシーサンペットからでしょう。
3基のセイロン様式の仏塔に圧倒されてください!
現在、「古都アユタヤ」として世界遺産に登録されている「アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町」の公園内には次の遺跡があります:
・王宮
・ワット・プラシーサンペット
・ウィハーン・プラモンコンボーピット
・ワット・ウォーラチェーターラーム
・ワット・ローカヤスター
・ワット・ラーチャブーラナ
・ワット・マハータート
・ワット・プララーム
・ワット・ウボーソット
まずは、遺跡のメインともいえる、「ワット・プラシーサンペット」から、歩き始めてはいかがでしょう。
●ワット・プラシーサンペット
「ワット・プラシーサンペット」は、チャオプラヤー川とその支流で四方を囲まれた島状のアユタヤ地域の中央部からやや西よりに位置します。
アユタヤ駅からミニバスかトッォクトォクで15分です。
第1級の王室守護寺院で1491年に建造されました。
アユタヤで最大規模を誇ったものの、1767年のビルマ軍の侵略により、破壊されました。
現在は、石灰によって白くなってしまった3基のセイロン様式の仏塔しか残っていません。
このセイロン式の仏塔は、15世紀に建造されたもので、歴代3人の遺骨を納めます。
寺院名のワット・プラシーサンペットは、ここにまつられていた仏像に由来します。
この仏像は、1500年にラーマティボディ二世の命で作られ、高さ16m、250kgという巨大な仏像で、全身が純金で覆われて光り輝いていたといわれます。
今は、白く石灰化してしまったとはいえ、わずかに残った3基の仏塔が、消えてしまった往時を忍ばせます。
この寺院は、旧王朝宮跡に建てられた寺院で、新王宮はこのすぐ北側に建てられましたが、それも今は、土台と柱の跡が残っているだけです。
2008年04月01日
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タイ中心部と郊外
2008年04月01日
【中部】
タイ旅行の出発点は、やはりバンコクになることが多いですよね。
バンコクは、タイの中央部に当たります。
中部タイは、チャオプラヤー川のデルタ地帯で、きわめて平坦です。
上流部の古デルタと下流部の新デルタにわかれ、前者は海抜20メートル、後者は海抜2メートル!と、実に低いのです。
この地形的特徴が、タイを世界的な穀倉地帯にしています。
チャオプラヤー川の氾濫が土地を肥沃にし、中部デルタ地帯を豊かにするのです。
首都バンコクは、この新デルタの高位部に位置することから、チャオプラヤー川の氾濫による直接的な影響、被害からは免れますが、時おり、大洪水に見舞われることも珍しくありません。
バンコクで是非、お勧めは運河めぐりです。
チャオプラヤー川を挟んで、右岸の体系は1860年代に、左岸の体系は1880年代にそれぞれ完成されました。
1980年代後半から都市の工業化が進み、運河体系を取り囲む景観は急速に変わりつつあります。
しかし、陸上の喧騒とものすごい混雑、渋滞のなか、運河を北上していくのはなんとも風情があります。
バーンパインからナコンナーヨックにかけての40キロを南北、東西にわたる運河は定期船と、渡し舟が運航しています。
ちなみに・・・チャオプラヤーとは、「偉大な」という意味です、日本では、チャオプラヤー川を「メナム川」と呼ぶことが多いようですが、これはちょっと間違い! 「メナム」とは、母なる水、つまり川を総称する言葉です。
したがって、もしいうなら、「チャオプラヤー・メナム」と呼ぶべきでしょうね。
【北部】
バンコクを中心とする中部タイだけがタイではありません。
タイを旅行する場合、どうしても首都バンコクやアユタヤ遺跡のあるアユタヤ地方が中心となりますが、古都チェンマイのある北部、カンボジアに接する東北部、そしてタイランド(シャム湾)を臨む南部、もそれぞれに独特の魅力に溢れます。
タイを旅行していると、激辛の唐辛子を多用する中部タイのものとなりがちですが・・・北部、東北部、南部のタイの料理も捨てたものではありません! バンコクとは違った魅力がたっぷりです。
北部タイ
北部タイは、山脈と山地の盆地からなることもあり、平均気温は24~25度です。
バンコクと比べずいぶんと過ごしやすいです。
古都チェンマイが位置する北部タイでは、多種にわたる香辛料が生産されます。
そのため、北タイ料理では、唐辛子を控え、さまざまな香辛料を使った香り高い料理をいただくことができます。
辛いのが苦手な方には是非、お勧めです。
たとえば、ナムプリックは、香料をベースにした味噌です。
種類が豊富で、カウニャウ(モチ米)などにつけて食べます。
しかし、昨今では北タイのレストランでもバンコク風の味付けか、あるいは中華風の場合が多くなっています。
北タイ本来の味付けを楽しむには、田舎の農家の家庭料理でしか無理になっています。
それでも、北タイを訪れたなら、「カントーク・ディナー」といって、宴会形式の食事を楽しみながら、古典舞踊を観ることを是非、お勧めします。
2008年04月01日
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タイこぼれ話:「マイ・ペン・ライ」と「トイレ事情」
2008年04月01日
タイを旅していて、最もよく耳にする言葉を3つ挙げてみてください・・・といわれたら?
「マイ・ペン・ライ」「サバーイ」「サヌック」
おそらくこの3語でしょう。
これらの言葉は、タイ人の気質を最もよく反映しているといわれます。
「マイ・ペン・ライ」は、「何でもないよ?」「どういたしまして」という意味です。
英語でいう、Don’t worry! No problem! と言った感じでしょうか?
「サバーイ」は、「元気でね!」、「サヌック」は「楽しい!」の意味です。
ところがこの「マイ・ペン・ライ」ですが・・・ちょっと「・・・・?」と首を傾げたくなるような場面で使われることがあります。
たとえば、待ち合わせをしていた二人がいたとしましょう。
タイ人が待ち合わせの時刻に間に合ってやってくることは、まず期待できません。
3,4時間遅れてきてもへっちゃらなのです・・・待っている人が、ではありませんよ、遅れてきた張本人がまったく悪いと思っていないのです。
「マイ・ペン・ライ!」というのは、遅れてきた人です。
「まあまあ、いいじゃないか、気にしない、気にしない!」といった調子です。
かつてアメリカの人類学者、ジョン・エンブリーは、タイを「ゆるやかな構造をもった社会」と指摘しました。
仏教儀礼を除くと、男女間の役割が不明確で、イエを中心とした同族意識も希薄です。
社会構造も価値体系もゆるやか・・・「まあ、いいんじゃない? 問題ない」・・・「マイ・ペン・ライ」に反映されるおおらかなタイの気質です。
そして、東南アジアを旅していて本当に悲しいほど・・・困るのが、トイレです。
これほど世界各国から観光客が訪れているバンコクでさえ、私たちが日ごろ見慣れているトイレと出会えるのは、ホテルか「高級」レストラン、外国人観光客向けのショッピングセンターのみと考えたほうがよさそうです。
では、他は?「タイ式トイレ」です。
タイ式トイレは、日本の「和式トイレ」に似ているのですが、向きが逆です。
つまり、ドアから入ったらくるりと向きを変え、穴の空いているほうを後ろにしてしゃがみます。
トイレットペーパーはありません。
脇に水の入ったバケツがおいてあるので、これで排泄物を流します。
で、その水でお尻も洗います・・・慣れないとかなりつらいものがありますし・・・なかなか慣れない! のです。
また、タイのトイレでは紙を流すとつまってしまうので、紙はゴミ箱のようなものが近くにありますからそこに捨てます。
(ただ、トイレットペーパーは中に置いてはありませんから、入り口で買うことになります。
)
街中では、まずこのタイ式トイレを使うしかありません! それがどうしてもダメという人は、ホテルを出るときやレストランに入ったときに必ず済ましておきましょう。
また、観光ポイントではもちろんタイ式トイレが圧倒的ですが、それでもあればいいほうで、ないということもあります。
ちなみに、タイ語で「トイレはどこですか?」は「ホーンナーム ユー ティナイ」です。
2008年04月01日
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土地のピーと自然物のピー
2008年04月01日
仏教国タイにあって、仏教やヒンズー教が入ってくるまえから信仰されていた土着のアニミズムが精霊ピーです。
精霊ピーは、人間の対処の仕方によって善にも悪にもなります。
善のピーは、人びとを守る守護神であるのに対し、悪のピーは人にさまざまな災いをもたらします。
敬謙な仏教徒が大半を占めるタイでは、仏教のほかにも土着のアニミズムが広く信仰され続け、人びとが生活するあらゆるところに精霊ピーが存在すると考えられています。
ピーは、人間の処し方次第で悪にも、また善にもなることから、人びとは土地や家屋、自然のあらゆるものを祀って、ピーの霊を慰めています。
●土地神のピー
土地神としてのピーは、自然物のピーが特定の場所の主として祀られたものです。
たとえば、タイでは各戸にサーン・プラプームと呼ばれる小さな祠柱があります。
これは屋敷の主、サーン・プラプーム・チャオ・ティを祀っています。
チャオというのは、「神」を意味します。
またほとんどの地域で、村落ごとに土地の守護神チャオ・ティの祠があります。
都市の守護神はチャオ・ラック・ムアンと呼ばれ、戦争、天災、疫病等の社会的危機が起こった際には、この守護神の祭祀が行われたといいます。
●自然物のピー
自然物のピーは、自然界のほとんどあらゆる物の背後に、精霊ピーが存在しているという考えから発達しました。
これらの精霊が特定の場所や物の主になると、チャオ(神)と呼ばれたのです。
これらのピーは、悪でもあり、善でもあります。
中立的なピーとして、人間を守護することもあれば危害を与えることもあります。
供養を行い慎重に取り扱えば危害はありません。
自然物のピーの例:
ピー・ナム(水のピー)
ピー・パー(森のピー)
ナーン・ターニー(バナナのピー)
ナーン・マイ(樹木のピー)
●悪霊のピー
ピーの中には人間に対し攻撃的に危害を加えてくる者もいます。
これが悪霊のピーです。
事故、疫病、産褥などによって異常死した霊は祖霊になることができず、再生もできません。
いつまでもこの世にとどまり危害を及ぼすと考えられていました。
悪霊のピーは、異常な死に方をした人のピー(コレラの悪霊や産褥死した人のピーなど)や、異常な欲望、あるいは形をもつピー、その他、動物の形をしたピーなどがあります。
タイでは生まれたばかりの子どもはピーの子どもと考える民間信仰があります。
生後3日目までは、ピーの子どもなのです。
ピーが自分に似せてかたどった粘土が母親の胎内に入ることによって懐妊するという考えです。
子どもは、生後4日目にして初めて人間の子どもになるのです。
したがって、生まれてすぐ死ぬ子はピーが連れ去ったと考えられます。
そのためタイでは、わが子がピーに連れさられないよう、子どもに蛙、犬、豚、水牛といったニックネームをつけます。
そうすることでピーの目をあざむこうとするのです。
無事、生後4日目を迎えることができ、ピーの所有を離れた子どもにはクワンと呼ばれる生霊が宿るとされます。
また、夜中や水のあるところに鬼火としてあらわれるピーがいて、このピーは、旅人の行く手を迷わせるといわれますから・・・要注意です!
これらを撃退するには、呪術的な手法によります。
サンガの提供するプラ・パリットやモー・ピー(呪医)、コン・ソン(依代)です。
2008年04月01日
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仏教
2008年04月01日
タイにおいて仏教は非常に重要な意味を持ちます。
タイには3万以上の寺院があります。
寺が寄進によって建立され、村には必ずと言っていいほど寺があります。
寺は、村の人たちにとって教育の場所であり、技術や知識を伝える、まさに寺子屋のような存在です。
また村人の集会所としての社会的な役割も担います。
タイ僧団をサンガといいます。
サンガの最高位はソムデットです。
6人から8人のソムデットのなかからサンガ王が互選されます。
ソムデットはタイ社会において絶大な影響力を持ち、重要な儀式の日程など、僧侶に相談して決めるという人も多いのです。
タイの朝のおなじみの光景は、黄衣をまとい、黒い鉢をもちながら早朝の町を托鉢する僧侶の姿です。
人びとは食料や生活用品をその鉢に入れて施しをします。
タイにおいて、人は、両親の恩義に報い、両親の徳をわけるために自分が徳を積みます。
タイで徳を積むことを「タム・ブン」といいます。
徳は、自分が僧侶になることで、あるいは早朝の托鉢をする僧侶に施しをすることで、さもなければ寺に寄進をすることによって、徳が積まれます。
早朝、まだ暗いうちから人びとは僧侶たちが来るのを自分の家の門の前で待ちます。
山吹色の衣をまとった僧侶が大きな鉢を抱えて歩いてくると、その鉢に施しをいれ、感謝の意を表す、ワイをします。
ワイというのは、合掌するタイ式のあいさつです。
くれぐれも間違えてはいけないのは、ワイをするのは、施しをした庶民のほうだということです。
ワイをされた僧侶は、ワイを返さないのがふつうです。
施しをさせていただき、徳を積むことができたことを、施しをした側が感謝するのです。
そして熱帯に属するタイでは、基本的に一年中「真夏」です。
Tシャツにリゾートサンダルといった格好がいちばん楽なのですが・・・しかし、タイは敬虔な仏教徒の国であるため、このような格好では、寺院の拝観の際に入場を拒否されることが決して少なくありません。
タイの国民の94パーセントは仏教徒なのです。
身軽で涼しく・・・かつ、それでいて相手の方に不快感を与えない服装を心がけたいですね。
実際、直射日光を避けるためにも長袖のシャツを着たほうがかえって涼しいこともあります。
また、エアコンの効いたレストランなどでは、冷蔵庫のように寒いですので、上に羽織れるものはやはりあったほうがいいでしょう。
タイの年中行事のなかにも、仏教と深く結びついているものが多いです:
●マカブーチャ(2月満月の日)
釈迦の説教を聴くために1250人の使途が一堂に集まったことを記念する日です。
食物の施し、鳥や魚の解放を行います。
全国の仏教寺院で美しい提灯巡行があります。
●ヴィサカブーチャ(5月の満月の日)
仏教の祝日のなかで最も神聖な日です。
釈迦の誕生、悟り、死を表します。
儀式などは2月の満月の日であるマカブーチャと同じです。
●ワン・カオパンサー(7月23日)とワン・オークパンサー(10月中旬)
ワン・カオパンサーは「入安居」、ワン・オークパンサーは「出安居」です。
ワン・カオパンサーから雨季明けまでの約3ヶ月、僧侶は寺にこもって修行をします。
この安居の修行に入る初日をカオパンサーといい、祝日となります。
この日はお店でお酒を飲むことは禁止です! バーもクラブも・・・お酒を置いている店はすべて休業となりますので、お酒好きの人はカオパンサーは要注意です!
一方、雨季が陰暦の11月の満月の日に明けるといわれ、僧侶も外出できるようになります。
この日がオークパンサーです。
全国でトートカチン(僧衣贈呈式)の行事が行われ、信者はボートやバス、トラックに乗って、太鼓や鐘を鳴らして歌を歌いながら、めざす寺へ行列をつくって向かいます。
2008年04月01日
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生活習慣と基本のマナーと病気
2008年04月01日
見知らぬ土地への旅を決めたら、その土地について基本的な知識や生活習慣についてもきちんと踏まえておきたいものです。
特に海外では、気候の差や風習、マナーなど、情報不足や誤った情報が事故を招いたり、現地の人とのトラブルへと発展することがあります。
事前に知ってさえいれば防げるトラブルが多いのです。
たとえば、タイでは、かわいい子どもを見ても・・・よしよしと頭を撫でたりすることはご法度です。
タイでは、人の頭は神聖なものなのです。
人の頭に触れたり、頭越しに何かを手渡すようなまねをしてはいけません。
また、左手や足の裏は不浄です。
左手でものを渡すのはご法度。
足でものを指し示す、ましてや足をタイ人に向けて寝転ぶなど・・・許されません。
タイ人は普通、握手をしません。
あいさつはお祈りをするように両手を胸の前で合わせて軽くお辞儀をします。
理不尽に思えることもあるかもしれませんが、タイの仏教は女性に対して特に厳しいです。
女性が僧侶に触れることは許されません。
列車でもバスでも、飛行機でも・・・僧侶は女性の隣の席を避けます。
通路側もまず避けるでしょう。
これは女性に触れないように、という配慮からです。
列車では、通常、車内の一画が区切られていて僧侶用の席にあてられています。
バスでは最後部が僧侶用の座席です。
テーブル・マナーも周囲の人に不快な思いをさせないよう、基本的なことは押さえておきましょう。
タイ料理では、基本的にスプーンとフォークを用います。
利き手にスプーン、反対の手にフォークをもって食べます。
スプーンはナイフ代わりにも用います。
麺類は箸とれんげで食べます。
食器は手で持ちません、汁物もスプーンやれんげですくいます。
また、タイの熱帯性の気候に慣れない日本人にとって、自分でも気づかないほど身体に負担をかけていることを自覚しておくことが大切です。
しかも高温多湿の気候条件は、コレラ、マラリア、赤痢といった、伝染病になる可能性は実際にあるのです。
出発前に予防接種を受けておくか、医師に相談して抗生物質を入手しておくのも手です。
気をつけたいのは、下痢です。
下痢になったら、薬局で薬を購入し、それでもおさまらないときは病院へ行きましょう。
薬局は、バンコク市内ならいたるところに見つかります。
ただし、街角の薬局では薬剤師の免許なしで薬を販売しているところがあるので、大型のデパートの薬コーナーにするのが無難です。
日本の正露丸が手に入る・・・本当です!
タイの病院は国立と私立に大別されます。
国立病院は待ち時間がかなり長いうえ、予算不足で施設も、医師の数も不足しています。
私立病院へ行ったほうがいいでしょう。
タイの私立病院の医療は東南アジアではグンを抜いていますから、安心して大丈夫ですよ。
私立病院は年中無休の24時間体制をとっています。
保険に加入している人は、保険会社の緊急連絡先に電話しましょう。
現地のアシスタント・サービスにつないでくれたり、提携病院を紹介してくれたりすることがあります。
出発前に緊急連絡先を控えておくことを忘れずに!
そのほか、これは基本的なことですが、生水は口にしないことを徹底しましょう。
腸チフスやウィルス性肝炎(A型)は経口感染です。
マラリアは蚊によって媒介されます。
蚊取り線香や防虫スプレーは持参しましょう。
2008年04月01日
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タイ総合情報
2008年04月01日
外国を訪れる際には、少なくともその国の基本的な情報は押さえておきたいですよね、それは自分の身の安全を守るためでもあり、かつその国に短期とはいえ滞在させていただく礼儀でもある気がします。
そこで暮らしている方々の生活の邪魔をすることだけは避けたいものですよね。
タイの基本的な情報
●正式名称 タイ王国
●面積 51万3000平方キロメートル
●言語 公用語はタイ語
●宗教 国民の約94パーセントが仏教徒、約4パーセントがイスラム教徒、その他キリスト教徒など。
●気候 熱帯性気候。
中央から北部にかけては熱帯サバンナ気候に属し、南部は熱帯モンスーン気候です。
年間平均気温27?28度。
26度を下回ることはありません。
湿度もかなり高いため、1年を通して半そでのシャツ1枚で過ごせる気候です。
(タイのある人が言いました! 「冬服?持ってないなああ・・・」)
1?2月・・・乾季。
3?5月・・・暑季。
6?10月・・・雨季。
雨季には1日1時間ほどのスコールがあります。
●交通 東京?バンコク間の空路は約6時間。
バンコク市内には地下鉄や市電がないため、主な交通手段はバスか車となります。
チャオプラヤー川の船も利用できます。
スコータイは、バンコクの北約430キロです。
バスでおよそ6時間です。
アユタヤは、バンコクの北約80キロです。
鉄道、バスともにバンコクから約1時間です。
チェンマイは、バンコクの北約700キロです。
飛行機で1時間、バスでは約10時間、鉄道は急行で14時間弱です。
●主な博物館
国立博物館・・・王宮から徒歩5分。
国中から集められた美術品が時代を追って展示されています。
国立美術館・・・王宮から徒歩10分。
タイ国内外の現代美術や寺院壁画の模写などを展示しています。
また、日本での情報収集は、タイ国政府観光庁(TAT)と(社)日タイ経済協力協会(JTECS)が頼りになります。
●タイ国政府観光庁(TAT)
タイ国政府観光庁(TAT)は、東京、大阪、福岡にあります。
タイ国内線飛行機や列車の時刻表のほか、地図やホテルのリストももらえます。
イベントなどの最新資料も用意されています。
資料は窓口で請求します。
無料です。
遠方の人は郵送で送ってもらうこともできます。
●(社)日タイ経済協力協会(JTECS)
「JTECS友の会」は年会費を支払うことで誰でも利用できます。
年会費は学生が3000円、一般は5000円です。
年4回の機関紙が送られてきます。
セミナーや交流パーティなどの催しに割引料金で参加できます。
タイ語講座やタイ舞踊講座も開かれているので、タイの魅力に取り付かれてしまった!という人は、タイを訪れる前にも、そして帰国してからも参加してみるといいでしょう。
タイの現地に行ってからは、タイ政府観光庁(TAT)サービス・オフィスが頼りになります。
バンコク市内のほか、主要な空港および全国22都市にオフィスがあります。
英語可能なスタッフが常駐していますので、町を歩く前にまず立ち寄って、相談してみるといいでしょう。
英語の地図やパンフレットが用意されています。
その他、バンコクなどでは、旅行社向けの月刊誌(『Super Guide』)のほか、日系のスーパー、デパート、ホテルのインフォメーションでは無料の日本語パンフレットが置いてあります。
2008年04月01日
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