タイ王朝の誕生と世界遺産
2008年04月01日
歴史の町 アユタヤ
バンコクから北へ80キロに、古都アユタヤの遺跡があります。
「アユタヤ」という名称は、インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」物語でラーマ王子の国、インドのアヨーディヤにあやかり、アユッタヤーと名づけたのが始まりと一般に言われています。
スコータイ王朝・・・タイ国家の誕生
タイの最初の王朝は、13世紀にタイ北部(現在のスコータイ)に作られたスコータイ王朝です。
3代目王ラームカムヘーンが、「水に魚あり、田に米あり」と詠った碑文を残すほど、豊かな国だったと思われます。
この王朝は14世紀に入ると次第に衰えてきます。
そしてそれと並行するようにやや南部に建設されたのが、アユタヤ国家(ムアング・・・都市をさす)です。
そしてスコータイ王朝は、アユタヤ王朝の属国になり、アユタヤ王朝は現在のタイ国土の基幹を形成したのです。
アユタヤ王朝の誕生
古都アユタヤは、チャオプラヤー川そその支流に囲まれ、国際的な貿易港として栄えました。
カンボジアのクメール王国(アンコール王朝)を衰退に追いやったのがこのアユタヤ王朝です。
日本の山田長政が活躍したのは、このアユタヤです。
16世紀にビルマ(現在のミャンマー)の侵略によって滅ぼされました。
その後、タイでは、18世紀のトンブリー王朝、チャクリー王朝が続きますが、19世紀、イギリスと友好通商条約(ボーリング条約)を結び、植民地化の危機のなかで独立を維持してきたのです。
アユタヤ王朝はビルマ軍の侵入で廃墟と化しましたが、その広大な遺跡は、かつてのアユタヤ王朝の隆盛を忍ばせます。
現在タイ王国には、ユネスコの世界遺産に登録されている遺産が全部で5つあります:
◆文化遺産
スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町・・・(1991年)
アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町 ・・・(1991年)
バン・チアン遺跡・・・(1992年)
◆自然遺産
トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区・・・(1991年)
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯・・・(2005年)
◆複合遺産
なし
地域別には、以下の通りです:
◆北部
●スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町
・スコータイ歴史公園
・シーサッチャナーライ歴史公園
・カムペーンペット歴史公園
◆中部
●古都アユタヤ
●トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区 - (1991年)
・トゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区
・フワイ・カーケーン野生生物保護区
●ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯 - (2005年)
◆東北部
●バン・チアン遺跡 - (1992年)
●南部
なし
「アユタヤの歴史上の町と関連の歴史上の町」は、現在、「古都アユタヤ」の名前で登録され、その公園内には次の遺跡があります:
・王宮
・ワット・プラシーサンペット
・ウィハーン・プラモンコンボーピット
・ワット・ウォーラチェーターラーム
・ワット・ローカヤスター
・ワット・ラーチャブーラナ
・ワット・マハータート
・ワット・プララーム
・ワット・ウボーソット
公園外にもさまざまな観光施設や遺跡が残されています。
たとえば、南部には、14世紀から18世紀まであったといわれる「アユタヤ日本人町」の面影をみることができます。
アユタヤ遺跡を訪れたら、ちょっと立ち寄ってみてもいいかもしれませんね。
2008年04月01日
カテゴリー:01タイの観光名所
