仏教
2008年04月01日
タイにおいて仏教は非常に重要な意味を持ちます。
タイには3万以上の寺院があります。
寺が寄進によって建立され、村には必ずと言っていいほど寺があります。
寺は、村の人たちにとって教育の場所であり、技術や知識を伝える、まさに寺子屋のような存在です。
また村人の集会所としての社会的な役割も担います。
タイ僧団をサンガといいます。
サンガの最高位はソムデットです。
6人から8人のソムデットのなかからサンガ王が互選されます。
ソムデットはタイ社会において絶大な影響力を持ち、重要な儀式の日程など、僧侶に相談して決めるという人も多いのです。
タイの朝のおなじみの光景は、黄衣をまとい、黒い鉢をもちながら早朝の町を托鉢する僧侶の姿です。
人びとは食料や生活用品をその鉢に入れて施しをします。
タイにおいて、人は、両親の恩義に報い、両親の徳をわけるために自分が徳を積みます。
タイで徳を積むことを「タム・ブン」といいます。
徳は、自分が僧侶になることで、あるいは早朝の托鉢をする僧侶に施しをすることで、さもなければ寺に寄進をすることによって、徳が積まれます。
早朝、まだ暗いうちから人びとは僧侶たちが来るのを自分の家の門の前で待ちます。
山吹色の衣をまとった僧侶が大きな鉢を抱えて歩いてくると、その鉢に施しをいれ、感謝の意を表す、ワイをします。
ワイというのは、合掌するタイ式のあいさつです。
くれぐれも間違えてはいけないのは、ワイをするのは、施しをした庶民のほうだということです。
ワイをされた僧侶は、ワイを返さないのがふつうです。
施しをさせていただき、徳を積むことができたことを、施しをした側が感謝するのです。
そして熱帯に属するタイでは、基本的に一年中「真夏」です。
Tシャツにリゾートサンダルといった格好がいちばん楽なのですが・・・しかし、タイは敬虔な仏教徒の国であるため、このような格好では、寺院の拝観の際に入場を拒否されることが決して少なくありません。
タイの国民の94パーセントは仏教徒なのです。
身軽で涼しく・・・かつ、それでいて相手の方に不快感を与えない服装を心がけたいですね。
実際、直射日光を避けるためにも長袖のシャツを着たほうがかえって涼しいこともあります。
また、エアコンの効いたレストランなどでは、冷蔵庫のように寒いですので、上に羽織れるものはやはりあったほうがいいでしょう。
タイの年中行事のなかにも、仏教と深く結びついているものが多いです:
●マカブーチャ(2月満月の日)
釈迦の説教を聴くために1250人の使途が一堂に集まったことを記念する日です。
食物の施し、鳥や魚の解放を行います。
全国の仏教寺院で美しい提灯巡行があります。
●ヴィサカブーチャ(5月の満月の日)
仏教の祝日のなかで最も神聖な日です。
釈迦の誕生、悟り、死を表します。
儀式などは2月の満月の日であるマカブーチャと同じです。
●ワン・カオパンサー(7月23日)とワン・オークパンサー(10月中旬)
ワン・カオパンサーは「入安居」、ワン・オークパンサーは「出安居」です。
ワン・カオパンサーから雨季明けまでの約3ヶ月、僧侶は寺にこもって修行をします。
この安居の修行に入る初日をカオパンサーといい、祝日となります。
この日はお店でお酒を飲むことは禁止です! バーもクラブも・・・お酒を置いている店はすべて休業となりますので、お酒好きの人はカオパンサーは要注意です!
一方、雨季が陰暦の11月の満月の日に明けるといわれ、僧侶も外出できるようになります。
この日がオークパンサーです。
全国でトートカチン(僧衣贈呈式)の行事が行われ、信者はボートやバス、トラックに乗って、太鼓や鐘を鳴らして歌を歌いながら、めざす寺へ行列をつくって向かいます。
2008年04月01日
カテゴリー:04タイの総合情報
